DJ-1063 Nep Tweed Half CoatWool 77%, Nylon 14%, Cotton 8%, Acrylic 1%BLACK は完売しました。38・40サイズは完売しました。デッドストックウール生地を使用した、1950年代調のハーフ丈コートを企画しました。素材はウール混紡のネップツイード生地、太めな意匠糸である横絣が目を惹きます。デッドストックの為、あまり生産数が多くありません。その為、細かな部分でこだわって作ってみました。襟と裾周りには、対になるようにトリプルステッチが入ります。これは襟芯押さえ、裾キルティング押さえとそれぞれ別の意味があるんですが…敢えてトリプルステッチに統一する事で意匠となっています。その3本ステッチに合わせて、カフスのストラップには3つのボタン。ふとした機会に見せる事になるカフスに3つものボタンがつく事で、ゴージャスなイメージを与えます。そして肩線の切り替えステッチは、そのまま袖の切り替えステッチに接続します。丁寧な仕事でありつつ、一番ステッチが目立たない素晴らしい縫製。襟腰が座りやすくなるように、内側にのみ台襟をつけました。内輪差を利用しています。豪勢なキュプラキルティングが裏面を覆いますが、脇下だけはコットンスレーキを配置。発汗性にも配慮しています。1950年代当時、大人はこんなハーフコートをジャケットの上から羽織って防寒していました。ところが、当時のティーンエイジャーは父親や兄貴のハーフコートをジーンズに合わせて羽織り、カーコートのように着こなしたりしていました。当時の世相が窺える1着です。